2017年11月16日(木)、渋谷Club asiaにて「SOWL VILLAGE to 2018 ENTER THE 5TEAM」が開催された。
本イベントは、2018年3月30日(金) に川崎CLUB CITTA’で開催する年に一度のHIPHOPビックパーティー「SOWL VILLAGE 2018」のダンスショーケースの出演権を懸けたコンテストをメインにしたものである。
コンテストの選考基準は至ってシンプル。5人のジャッジがそれぞれイケてると思うチームを1組ずつ選出するという形式だ。
ジャッジを務めたのは、HONGOU(HEX BEX)、YOSHIO(S.A.S)、YASS(零)、DUSTY HUSKY(DINARY DELTA FORCE)、DJ YOU-KI(G.O.D Production)。
ダンサーのみならず、ラッパーとDJが加わる『SOWL VILLAGE』ならではのエレメンツの垣根を越えた興味深いジャッジ陣だ。
今回エントリーしたのは20チーム。平日深夜の開催にも関わらず、東京、神奈川、大阪、名古屋、仙台と各地から魂の熱いダンサーたちが集まった。
緊迫した空気の中、コントテストがスタート。
気迫溢れるステージに圧倒されていたオーディエンスも、YOSHIOの「観ている人たちが音に乗って揺れていると加点したくなる」というコメントをきっかけに、次第に盛り上がりを見せてきた。
それぞれスタイルや音楽性は違えど、本気度の高いダンスパフォーマンスはオーディエンスも見応えがあったのではないだろうか。
全エントリーチームがショーを終えるとゲストショーが披露された。
最初に登場したのは、Red Bull Thre3Style 2016 日本チャンピオンの『DJ YOU-KI』。
作り込まれた構成に、スクラッチ、二枚使い、ボディトリックなど、オールラウンドなプレイスタイルでオーディエンスを魅了した。
続いてステージに上がったのは
『HONGOU、YOSHIO、TAKESABURO 、Meth、TESTU、DJ YOU-KI、太華』によるスペシャルセッション。
太華の重厚なビートボックスにDJ YOU-KIがスクラッチを乗せ、ダンサー陣が次々とダイナミックなフリースタイルセッションを交わした。セッションの中盤には、DUSTY HUSKYがマイクを握って飛び入り参加。会場は更なる盛り上がりを見せ、一夜限りのプレミアムなセッションが繰り広げられた。
そしてステージのラストを飾ったのはダンスシーンに新たな風を吹き込む次世代の実力派『YASS & YUSEI』。
独創性あふれるパフォーマンスと卓越したスキルで強烈な存在感を発揮し、オーディエンスの心をガッチリと掴み、大盛況のなか幕を閉じた。
《結果発表》
◯HONGOU SELECT
【BAD YUM】
–意気込み–
BAD YUM「楽しませることが1番! 私たちにしかできない、他にはないショーをします!」
–コメント–
HONGOU「カッコつけるところ、音取り…どこか1つでも自分たちが1番カッコイイと思っている、そういう気持ちで踊っていた」
◯DJ YOU-KI SELECT
【Naked Science】
–意気込み–
Naked Science「気持ちだけは負けません!さらなるNaked Scienceを見せたいと思います!」
–コメント–
DJ YOU-KI「DJなので踊りの細かい技術とかはわからない部分があるけど、印象に残る曲や繋ぎ方をしていたし、見た目とVibesが単純にカッコイイと思えた」
◯YOSHIO SELECT
【10GAME 】
–意気込み–
10GAME 「今回は音源でやったんですけど、当日はMPCを叩いて、生音でかまします!」
–コメント–
YOSHIO「コンテストっぽく作ってソロを入れたチームもいる中で、Classicにやり通していたし、なによりも仲間感が良かった」
◯DUSTY HUSKY SELECT
【joint times】
–意気込み–
joint times「会場をロックします!」
–コメント–
DUSTY HUSKY「踊りのことはわからないけど、単純にBeatがカッコ良かった。激レアなBeatを掘ってるjoint timesにBig up!」
◯YASS SELECT
【LOCA】
–意気込み–
LOCA「好きなものが集まっているイベントに出られるので、そこでしっかりと自分たちのダンスを見せたいと思います!」
–コメント–
YASS「Crew感はもちろん、それ以上に友達感があって、その踊りを観ているお客さんが自然に声や手を挙げたりする…そのやりとりが見えてすごく良かった」
最後にオーガナイザーの1人であるTAKESABUROが「ソロバトルもいいけど、やっぱりチームは良い! もっとチームが盛り上がってほしい」と今回のイベントを締め括った。
熱戦を制し出演権を獲得した5チームが、『SOWL VILLAGE 2018』のステージでどんなショーを見せてくれるのか注目していきたい。
text: MSK
photo:Natsumi Kakuto
・movie by Do.Stock Works @do.stock.works @kurotherock
・opening beat by RUFF @ruff410